東京ヘルスケア情報局

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どんなレクリエーションが行われている?有料老人ホームの特徴をつかむ上で重要なレクリエーションの中身を知る方法

有料老人ホームの特徴をつかむ上で重要なレクリエーションの中身を知る方法

有料老人ホームを知る上でのレクリエーションの重要性

関東を中心に全国で数多ある有料老人ホームには、重要事項説明書を読んだだけではわからない事業所の良さがたくさんあります。

みなさんは「有料老人ホームの違いがわからない」「介護サービス以外にどういった良さがあるのかわからない」と感じたことはありませんか?

 

その中でも違いが明確に出る特徴のうちのひとつがレクリエーションです。

この記事では、有料老人ホームでどういったレクリエーションを行っているのか、またそれぞれの事業所でどういったレクリエーションが行われているのかを知るための具体的な方法について書いていこうと思います。

有料老人ホームのレクリエーションとは

有料老人ホームのレクリエーションと一言で言っても、内容は多岐にわたります。

主にレクリエーションは、主に大きく分けて3つに分かれます。

  1. 入居者のみで完結する形
  2. 施設スタッフが提供する形③外部の演者が提供する形
  3. 入居者のみで完結する形

1.入居者のみで完結する形

こちらは一般的にデイサービスで提供されているレクリエーションと似ているものになります。

例えば、歌や風船バレーなどが良い例です。行う目的としては一般的なフレイル予防・ADL低下予防の意味合いが強くなります。

そのため、入居者の方が楽しむことよりもどうしても身体を動かすことに重きが置かれがちになります。

 

2. 施設スタッフが提供する形

こちらは入居型の事業所に特徴的なパターンかもしれませんが、施設スタッフがプログラムをメインで行い、そこに入居者が参加する形になります。

例えば、書道教室や生花、ピアノやサックスなどの楽器を用いた演奏会などです。

こちらは①入居者のみで完結する形と異なり、日常生活の中に非日常を取り組む意図が大きく含まれます。

 

3. 外部の演者が提供する形

こちらは、②とは異なり、施設スタッフではなく、外部の演者やアーティストを呼んで行う形になります。

 

手品師やアーティストを呼んでのライブ、アニマルセラピー、落語など私たちが日常的にエンターテイメントとして楽しむものを事業所のプログラムとして行っているイメージになります。

 

音楽療法やアニマルセラピーのように科学的な裏付けがなされたプログラムを提供しているケースも出てきていて、単純な非日常の演出を遥かに超えた可能性がレクリエーションにはあります。

 

演者は主にボランティアやエブリプラスのようなレクリエーションのプラットフォームを用いて施設内に呼び、会を開いてもらう形になります。エブリ・プラスだと、パソコンとZoom画面を映し出すテレビを用意するだけで、全国各地でオンラインのレクリエーションを定額で楽しむことができます。

recreation.everyplus.jp

 

 

金銭的な負担は施設側もしくは入居者側にかかってしまいますが、普段触れ合うことのない外部の方と会える機会やコミュニケーションの機会を提供することに重きが置かれます。

 

レクリエーションの充実がご本人にとって重要な理由 - 関心を持ってもらえる

 

レクリエーションの充実は施設の営業力にもつながる

 

有料老人ホームのレクリエーションには実施形態だけでさまざまな形があります。

デイサービスなどでは重点的に提供されないこともありますが、有料老人ホームにおいては会社によってはレクリエーションを売りにしているところすらあります。

それではなぜレクリエーションをそこまで充実させていくのか、施設側の視点になって考えてみましょう。

 

理由は、ズバリ、レクリエーションによって入居者の方に興味関心を持ってもらいやすくなるからです。

一般的に、有料老人ホームや特別養護老人ホームなどの施設介護は、ご本人自らが入居を希望するケースは稀です。ほとんどの方は「最期まで自宅で過ごしたい」といった希望を訴えられます。

 

その中で、ご家族にとって在宅介護があまりにも負担になっている場合や介護離職をせざる得なくなる状況が近い場合に施設介護を選ぶケースが多いですが、まだご本人の意志がはっきりとしている場合にはどうしても在宅介護から施設介護への移行は行いにくいのが現状です。

 

そこでひとつのきっかけとして施設に興味を持ってもらう、あるいは入居の心理的ハードルを下げるために行われている側面がレクリエーションにはある場合があります。

 

(あくまで一般論であり個別の事業所には当てはまらない場合もあります。特に「高級有料」と呼ばれる一時入居金が高額な事業所の場合は、特に何らかの強い意図を持ってレクリエーションが設計されているケースが主です)

 

現場で実際に行われているレクリエーションを知ることのできる場所は?

 

それでは、有料老人ホームがどういったレクリエーションを提供しているのかを知るには、どのように情報を探せばよろしいのでしょうか。

一番手っ取り早いのは、公式ブログやFacebook, Twitter, Instagram、そして最近ではTikTokで情報発信をしているケースもあります。

 

公式ブログでは大規模なイベントなどを文章付きで紹介しているケースが多く、そのほかのFacebook, Twitter, Instagramなどでは日々の日常的な生活、いつも提供しているレクリエーションを紹介しているケースが多いです。

 

公式ブログは、大抵は有料老人ホームの公式サイトへアクセスするとトップページにリンクがあります。また、FacebookなどSNSへのリンクもトップページにロゴが貼られている場合が大半ですのでそちらからのアクセスをお勧めします。

(LIFULL介護やみんなの介護といった紹介サイトからはアクセスできません)

一例でこちらにその一例をあげてみようと思います。

 

有料老人ホーム アライブケアホーム

 

有料老人ホーム アミカの郷ちとせ

 

グッドタイムリビング

 

まとめ

 

ここまで有料老人ホームのレクリエーション内容についてみてきました。

レクリエーションが有料老人ホームの全てではありませんが、手の込め方やどれだけの回数を実施しているかも、その事業所の特徴を反映している側面も否めません。

 

重要事項説明書などで知ることのできる事業所の介護サービス内容についてのみならず、レクリエーションのような定性的な情報を得ることで、施設の考え方・入居者の方への向き合い方の違いを見ておくことも、地域の有料老人ホームを知る上で重要なステップになります。